セルジオ・モロ法務治安大臣は17日、大統領府安全保障局(GSI)の要請に応じ、首都ブラジリアの国会前広場(三権広場)で国家治安部隊(FN)が活動することを許可した。
この地域には連邦最高裁、大統領府、連邦議会がある。活動期限は17日から33日間で、延長の可能性もある。
法務大臣が署名した文書には、「国家治安部隊はブラジリア国会前広場において、治安、人命、国家の資産を守る活動を行う」と記されている。
FNは軍警、市警、消防隊、鑑定士などで構成されており、法務省や安全保障局が立案した作戦に応じて動く。
地元メディアは、国会前の三権広場で大規模デモが発生する可能性があるため、FNへの活動許可が出されたと予測している。
FNは、17年6月と昨年8月も、国会前広場に出動している。17年6月は、当時のテメル政権が社会保障制度改革議会採決にあと一歩までこぎつけており、反対勢力が国会前広場で大規模デモを行った。
GSI側は、FNの出動態勢を整えるように要請したのは、あくまでも、不測の事態に備えた予防措置であると強調した。(17日付、アジェンシア・ブラジルより)
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