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リオ市80発乱射事件=救助を試みた男性も死亡=被害者家族を助けて11日後

 7日午後、リオ市で起きた、陸軍兵の誤認による80発のマシンガン乱射事件で、犠牲者らを救おうとして被弾した27歳の男性が、18日に入院先の病院で亡くなったと同日付現地紙サイトが報じた。
 資源回収業を営んでいたルシアノ・マセドさんは7日、リオ北部グアダルーペで、音楽家エヴァウド・ドス・サントス・ローザさんたちの乗る車が陸軍兵により約80発の銃の乱射を受けた際、車から逃げ出そうとするエヴァウドさんの家族と銃弾を受けたエヴァウドさんを助けようとして、自分自身も被弾してしまった。
 ルシアノさんは重体で、現地の病院に入院していたが、病院側が18日午前6時に、同氏の家族に死亡を通達。この事件を扱っている弁護士も、その直後に連絡を受けたという。
 この事件ではエヴァウドさんが即死。同氏の義父のセルジオ・ギマリャンエス・デ・アラウージョさんは臀部に銃弾を受けたが、14日に退院した。エヴァウドさんの妻と7歳の息子、友人の女性は無傷だった。