国内各州のサッカー州選手権の決勝が20、21日に行われ、多くの州で優勝チームが決定したと21、22日現地各紙・サイトが報じた。
最もレベルの高いサンパウロ州選手権決勝第2戦は、コリンチャンスが同じサンパウロ市本拠のサンパウロFCに2対1で勝利して、合計スコア2対1とし、3年連続、通算30回目のサンパウロ州制覇を達成した。大会を通じて調子の波が大きく、批判の声にさらされることも多かったコリンチャンスだが、準決勝では、サントスにPKの末に勝利し、決勝でも底力を発揮した。
大会序盤は、コリンチャンス以上に厳しい批判を受けたたサンパウロFCは、監督を交代した後、思い切った若手起用を行い、決勝進出を果たした。だが、優勝にはあと一歩及ばなかった。
サンパウロ州と人気、実力面で伯仲するリオ州選手権の決勝では、フラメンゴがヴァスコ・ダ・ガマに2戦連続で2対0で勝利、合計スコアを4対0として、2年ぶり35回目の同州制覇を果たした。
元セレソンのガビゴールやロドリゴ・カイオ、ウルグアイ代表のアラスカエタなどを補強したフラメンゴは、大会前半こそ波に乗れなかったが、後半から補強戦力が噛み合い、ライバルを寄せ付けなかった。
リオ・グランデ・ド・スル州とミナス州は、決勝進出チームが今週半ばにリベルタドーレス杯の試合に臨むことが考慮され、州選手権の決勝は、17日水曜(リオ・グランデ・ド・スル州)や、20日土曜(ミナス州)に前倒しで開催された。
クルゼイロとアトレチコ・ミネイロのライバル対決となったミナス州選手権決勝は、クルゼイロが1勝1分で、2年連続40回目の優勝を果たした。
こちらも、往年のライバル同士の対決となったリオ・グランデ・ド・スル州選手権では、インテルナシオナルとグレミオが対戦。グレミオが2引き分けからのPK戦を制し、2年連続38回目の優勝を達成した。
ブラジルサッカー界は今週末に早くも全国選手権が開幕。6月には地元開催の南米選手権(コパ・アメリカ)も行われる。
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