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《ブラジル》インフルエンザの予防接種キャンペーン第2弾=今度は高齢者や教師ら対象に

高齢者や教師らも予防接種の対象に(Erasmo Salomao/Ministério da Saúde)

高齢者や教師らも予防接種の対象に(Erasmo Salomao/Ministério da Saúde)

 【既報関連】インフルエンザの予防接種キャンペーン第1弾(子供や妊婦、出産後45日以内の女性)が終わり、22日からは高齢者や教師らを対象とする第2弾開始と22日付現地紙サイトが報じた。
 キャンペーン第2弾の対象は、医療機関で働いている人、先住民、60歳以上の人、教師、慢性疾患の患者や免疫低下などで感染すると重篤化するリスクが高い人、刑務所職員、軍警、市警、消防士、軍兵士、リスクが高い社会経済層に属す12~21歳の青少年だ。 予防接種キャンペーンは5月31日まで。保健省は第1、第2弾を合わせ、全国の保健所(USB)や公立病院など、4万1800カ所に6470万人分の予防接種ワクチンを配布する意向だ。UBSや公立病院での予防接種は無料だ。
 なお、第1弾の対象者だった子供(生後半年以上、6歳未満)や妊婦らは、22日以降も接種を受ける事が出来る。
 また、5月4日(土)は、何らかのリスクを抱えるグループ全員を対象とするXデー(ポルトガル語ではジア・D)だ。
 4月13日現在で確認されたインフルエンザ患者は369人で、死者も67人出ている。全ての患者の内192人(死者の中では47人)はH1N1型のインフルエンザに感染していた。
 今年のブラジルでの予防接種ワクチンは、H1N1と、昨年、米国で流行したH3N2、インフルエンザB型の3種に対応する。患者や死者が多く、キャンペーンも前倒しされたアマゾナス州では、患者130人、死者34人と報告されている。