サンパウロ州は2020年から、学校の休みの時期を分散し、7月の休みを2週間に短縮するなどの新しい試みを行う。27日付現地紙が報じている。
現状では、サンパウロ州内の州立校の休みは、夏季(12月~1月)が45日間で、2月第1週の月曜に新学期開始。冬季の休みは7月に30日間で、8月の頭に新学期がはじまることになっている。
これが2020年以降は、1月は現状通り休みだが、7月の休みを2週目と3週目の2週間のみとし、前期の中間となる4月と後期の中間となる10月に1週間ずつの休みを入れるという。来年12月は、22日まで授業を行う予定だ。4月と10月の休みがどの週に入るかは、まだ決められていない。
ロシエリ・ソアレス教育局長によると、この変更の目的の一つは、「長期間、学校を離れることによって習熟したものを損なう可能性」への対策だという。
さらに、1週間の短い休みを入れていくことで、サンパウロ州から近場のところの観光を活性化させたいという意向もあるという。
この変更は、各市とも調整する必要があるが、教員、学校職員の休みには影響はないという。
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