ブラジル中央銀行の通貨政策委員会(Copom)が7、8日に開催され、経済基本金利(Selic)は満場一致で年利6・5%のまま、据え置きとなった。これで、Copomでは9会合連続での据え置きだ。
Selicは18年3月に史上最低の年利6・5%まで下がり、その後、8会合連続で据え置かれていた。
Selicは、景気刺激策とインフレの“調整弁”の二つの役割を持っている。今年3月締めの直近12カ月間の累積インフレ率は4・58%で、今年の目標値の4・25%±1・5%ポイント(年2・75~5・75%)以内に収まっているが、景気てこ入れのためにさらに下げられる状態とまでは見られていないようだ。(8日付アジェンシア・ブラジルより)
タグ:Copom