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チームワークの大切さ

 15日朝、自宅にエスタード紙が届かず、不配の苦情電話を入れた。最初は「配達が遅れているが7時半までに届く」というので、待っていたが届かず。もう1度電話したら、「午後2時までに届ける」という▼このやり取りで、学生時代(日本)に新聞配達をやっていた時の経験を思い出した。天候に関係なく、何時までには届けろと命じられた配達員は、店に着くとチラシを組み込み、各地区に出て行く。寝坊をして雷を食らうのもいたが、怖いのは事故やケガだ。要所要所に新聞を届け、自動販売機の管理も行っていた人が事故を起こした時は皆でカバーした。ただし、今回のエスタード紙不配の理由は不明だ▼新聞が購読者に届くには、紙面を作る作業と、業務管理、印刷、配送、配達といった作業が欠かせないし、各工程の力量が不均衡な時や各自の力量を知らない時などは作業が滞る。丁度、桶を作る時、板の長さが違うと、一番短い板の高さまでしか水を溜められないのと同じだ。当然、各工程の責任者には、全体が見え、自分が管轄する部署の人員の力量を知る事が求められる▼この原則は新聞社に限らない。生徒が増えたため、ベテラン2人の退職後、新人5人を採用したが、ミス連続で泣く塾経営者の話を聞いた。ボルソナロ大統領が議員代表団の目前で「教育省の支出削減を見直せ」と電話したら、その直後に3閣僚が無理だと言って来たという話もこの類の逸話だ。チームワークは一朝一夕では生まれないし、要を務める人材によるところも大きい。だからこそ、トップには、自己練磨や互いと現状の理解、結果を出すための努力が不可欠だ。周囲にも支える力が必要だが…。(み)