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《サンパウロ州》ドリア知事「州立大学は削減しない」=ボルソナロ大統領と対象的発言

 サンパウロ州のジョアン・ドリア知事(民主社会党・PSDB)は17日、「サンパウロ州の州立大学に関しては支出を削減することはない」と発言した。18日付現地紙が報じている。
 これはサンパウロ市のバンデイランテス宮で行われたイベントでの発言だった。そこにはドリア知事の他に、セルジオ・サー・レイトン教育局長、サンパウロ総合大学(USP)のヴァアン・アゴピアン学長も参加していた。
 アゴピアン学長は、質問に答え、USPをはじめとする州立大学は「知事令で独立性が認められており、従来通り研究活動を継続する」と発言。
 これに続き、ドリア知事も、「USP、サンパウロ州立大学(UNESP)、カンピーナス総合大学(UNICAMP)に関する支出削減は行わない」と言い切った。
 ドリア知事の発言は、15日に全国170市で起きた連邦大学への支出3割削減などに抗議するデモに関し、ボルソナロ大統領が「特定の思想に操作されて起こったものだ」と発言したのと同じ日に行われている。