日本から本などの印刷物を入れた封筒や小包、もしくはダンボール箱を郵便で送ってもらうときは、EMS便(国際スピート郵便)か、書留にする必要がある。EMS便送り状(ラベル)に記載されている13桁の「お問い合わせ番号」、もしくは書留の受領証に記載されている「引受番号」を用いて、国際郵便追跡システムでどこまで来ているかを知る必要があるからだ。
これは、昨年8月からブラジル郵便公社は、小包や箱などの国際郵便を、すべて「輸入品」扱いにするようになったからだ。ブラジルに入った時点で税関に回されて検査を受けた上で、課税品と無税品に振り分けられ、全てに追加郵送費15レアルがかけられるよう。これを期限内に払わないと、問答無用に発信元に返信されている状態だ。
この小包や箱を間違いなく受け取るためには、日本から発送した時点で「追跡番号」を教えてもらい、郵便局サイト(https://apps.correios.com.br/idCorreios)に自分のアカウントを開き、そこにログインして追跡番号を入れると、郵便物の現在の状態がわかるようになっている。つまり、追跡番号がないと所在がわからない。
まずアカウント作成(https://apps.correios.com.br/idCorreios/naocadastrado/cadastrar-tipo-usuario.jsf?service)をし、そこで登録したユーザー名とパスワードを使って、最初の方のサイトから入る。
追跡番号を入れて、「Aguardando pagamento」との表示が出てきたら、その下の青字のリンクをクリックして、「カード払い」「銀行振込払い(Boleto bancario)」「受取拒否」などを選ぶ。その際、無税なら追加郵送費15レアルを払えば、受け取れる。
なお、課税された場合は素直に払うか、異議申立などをしなければならない。
これはすべてポ語のみのサイトで、インターネットをやらない人にはお手上げ。友人や子や孫に頼んで、やってもらうのが現実的対処のようだ。
なお、電話での問い合わせはセントラル・デ・アテンジメント(大サンパウロ市都市圏なら3003・0100、それ以外の地域は0800・725・7282)まで。
日本から郵便物を送ったはずで、もう届く頃なのに届いていないという人は、サイトで調べるか、電話で問い合わせた方が良さそうだ。