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チリ=ブラジル人の一家6人がガス中毒死=休日に借りたアパートで

 チリのサンチアゴで22日、休暇を過ごしていたブラジル人の一家6人が、宿泊先で遺体で発見された。23日付現在紙が報じている。
 亡くなったのは、サンタカタリーナ州フロリアノーポリス大都市圏のビグアスー市在住のファビアーノ・デ・ソウザさん(41)と妻デボラさん(38)、長女カロリニさん(14)、長男フェリペさん(13)、デボラさんの弟でサンパウロ州オルトランジア在住のジョナタス・ナシメントさん(30)と妻のアドリアーネさん夫婦だ。
 一家は24日に15歳となるカロリニさんの誕生祝いのために、1週間ほど前からサンチアゴに滞在し、ネットで見つけた市中央部のアパートを借りて滞在していた。
 だが22日未明、デボラさんとジョナタスさんの母親がガンで亡くなったため、サンタカタリーナの親戚が電話をかけて知らせたところ、デボラさんからも折り返して連絡が入ったが、家族全員が気分が悪くなって倒れたと言い、皮膚の色も変わった状態の息子の写真も送ってきた上、話が不明瞭なまま、連絡が途切れたという。
 親戚が大使館に電話をかけて状況を伝えたため、大使が現場に赴いたが返答はなく、部屋の中で電話が鳴っても誰も出ないため、警察に通報。警察が扉を破って中に入った時には、6人は既に死亡していたという。
 消防によると、アパートの窓は全てしまり、ガスの臭いがしていたといい、ガス漏れで一酸化炭素中毒を起こして倒れ、亡くなったと見ている。