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《サンパウロ州》グアルーリョス空港=モノレール建設計画発表=駅と各ターミナル間を無料で運行

グァルーリョス空港がさらに便利に(参考画像・Paula Cristina/Flickr)

グァルーリョス空港がさらに便利に(参考画像・Paula Cristina/Flickr)

 サンパウロ州グァルーリョス市のグァルーリョス国際空港を運営する民間のGRUエアポート(GRU社)が、パウリスタ都電公社(CPTM)13号線のグァルーリョス空港駅と、空港の第1~3ターミナルを結ぶモノレールを建設することになったと、29日付現地各紙が報じた。
 これは、28日にサンパウロ州のジョアン・ドリア知事(民主社会党・PSDB)が、インフラ相のタルシジオ・フレイタス氏と共に発表したものだ。
 CPTMグアルーリョス駅は昨年3月に開業したが、ターミナルには直結していないため、同駅と各ターミナル間は無料のシャトルバスで連結されている。
 グァルーリョス空港の運営は、連邦政府からGRU社に業務委託されている。モノレールの建設費約(見積額1億7500万レ)はGRU社が全額負担するが、政府はその分を、GRU社から受け取っている運営謝礼金(年約8~9億レ)から割り引く。
 GRU社のグスタヴォ・フィゲイレド社長も、「モノレール建設は当社の設備投資計画に上手く組み込まれた。CPTM側からも専門家のチームが派遣され、計画をサポートしてくれる」と語った。
 ドリア知事は、「工事は今年9月に着工され、2021年5月に完成の予定だ。ルス駅からグァルーリョス空港第3ターミナルまで正味46分で到着できる」と語った。
 モノレールの運賃は無料となる予定で、2~3両連結の列車2台を走らせる。CPTM駅から、ターミナル1、2、3の順に2・6キロを6分ほどで結び、空港への行き来、両方向で毎時2千人を輸送する計画だ。