熟連のゲートボール大会では、88歳以上の参加者12人に高齢者賞が贈られた。今大会の最高齢参加者は西山長光さん(100、熊本)。
ゲートボール歴30年のベテラン選手。西山さんは15歳で家族とサンパウロ州バーハボニータ近くの農園に入植。「畑を荒らす60キロ級のカピパラを罠で捕まえて農園主と食べた」「刈り取った稲束を天日干しした翌日、稲束の回収作業を行っていたところ、稲束の中から13匹もの毒蛇が這い出てきて、あわや命の危機だったが、全匹捕獲して、半分は毒蛇研究所へ売り、半分は農園主と食べた」など苦労したカマラーダ時代も今となっては思い出の一つ。
その後はマリリアで洗濯屋を開業するなどして生計を立てた。「GBはこの年になっても出来る良いスポーツ。仲間と一緒に過ごす時間はとても楽しい。これからも続けていきたい」と話し、大会をしみじみと楽しんだ。(達)