ホーム | Free | 世界救世教ブラジル宣教本部=人種の垣根越え、み教え発信=本部竣工50周年式典盛大に=「ここから教団の威光広まる」=ネット生中継で全伯信徒に

世界救世教ブラジル宣教本部=人種の垣根越え、み教え発信=本部竣工50周年式典盛大に=「ここから教団の威光広まる」=ネット生中継で全伯信徒に

天津祝詞をあげるレゼンデ本部長

天津祝詞をあげるレゼンデ本部長

 世界救世教ブラジル宣教本部(宮道マルコ・レゼンデ本部長)は18、19両日に、「宣教本部竣工50周年記念式典」をサンパウロ市ビラ・マリアーナ区の同教会本部(Rua Morgado de Matheus, 77)で開催した。すべてポルトガル語で行われ、両日合わせて2132人の代表者が全伯から集まり、さらに選ばれた功労者53人が神聖なる榊を手に玉串奉奠する栄誉に浴した。会場には人種の垣根を超えて半世紀の節目を喜ぶ声があふれていた。

 18日(土)午前10時にぴったりに開幕し、レゼンデ本部長ら4人の祭員が入場した。講堂内には400人、講堂に外にも527人ほどが詰めかけ、入りきれなかった人は2階の小講堂にも100人ほどが生映像を通して式典に参加した。
 祭壇には、躍動ある筆致で「大光明真神」(みろくおおみかみ)と書かれた御神体が奉斎され、その右側には明主様の御尊影が掲げられた。
 神前に物を供える献饌に続き、祭典部長のエイトール・ホソレン教師はポルトガル語の祝詞で「この宣教本部は全伯における聖なる座、ここから方針が発され、人的な形成が行われ、ブラジル国内はもちろん諸外国にも教団の威光を拡大した場所」と位置づけ、「地上天国を建設する我々の使命に、たゆまぬご加護がありますように」と奏上した。
 そして全国から集まった35人が順々に玉串奉奠をした。天津祝詞(あまつのりと)が全員で唱和された。
 そのあと明主様のご賛歌が謳われ、「幸福者を作る宗教」という文から、《一切万事世界的となった以上、全人類を救うとしたら驚くべき大仕掛でなくてはならない。つまり規模が大きい程救われる人も多数に上るからである。以上の如き本教の大計画を知ったなら、何人と雖も本教を見直さない訳にはゆかないであろう》などとみ教えが拝読された。

じっくりと浄霊をするレゼンデ本部長

じっくりと浄霊をするレゼンデ本部長

 レゼンデ本部長が会場に向けてじっくりと浄霊をした。そして祭員が退座した会場は暗転し、この50年間を振り返る映像が上映された。
 体験報告では、リオ・クラーロ教会のダルシ・ロバト・デ・ソウザさん(83)が壇上で56年間の信仰生活について、「義姉のシレーネが妊娠できずに、いろいろな宗教の扉を叩いたがダメで、最終的に世界救世教にたどり着いた。そこでは数カ月、浄霊を受けただけで懐妊。生まれた子供が、いまガラビランガ聖地で教師をするエドアルド・ギリャルメです」と生き生きと語った。
 さらにこの本部建設時の思い出にも触れ、「ここには一軒の古びた家が建っていて、小田(しょうだ)信彦教師が住んでいた。雨漏りがするような建物で、建て替えるとき、左官屋を手伝うために私もレンガを運びました。ここに御神体と明主様の御尊影が奉斎される儀式のとき、どれだけ感激したことでしょうか。まるで昨日のことのように思い出します」と語ると、大きな拍手が湧いた。

教団功労者として会場から拍手をされる斎藤武雄元責任役員(左端)、後ろを向く大野正人元総務部長と林秀有(ひでなり)元本部長

教団功労者として会場から拍手をされる斎藤武雄元責任役員(左端)、後ろを向く大野正人元総務部長と林秀有(ひでなり)元本部長

 続いて、レゼンデ本部長が挨拶し、「イズノメTVを通して式典に参加している皆さん、会場の皆さん、ダルシ教師の話を聞きながらタイムトンネルをくぐって、50年前の若いころに戻ったような感じがしましたね」とハツラツと呼びかけ、「この会館建設のために、長期休暇をとってサトウキビや綿の収穫労働をし、その労賃を寄付した先人がたくさんいらっしゃいます。この会館は先駆者である先輩信徒の皆さんの真心と努力の結晶です」と会場に集まった功労者に感謝した。
 「さて明主様は何を次に計画されているのでしょうか。来年は何の年か分かりますか?」と問いかけた。「そうです。グァラピランガ聖地建設25周年ですね。まるで昨日のことのようです。先駆者の皆さんのあとに続き、次の50年間を一緒にがんばりましょう」と締めくくると喝采が湧いた。
 式典の様子は舞台の袖に設置されたイズノメTVインターネット放送局(https://izunometv.messianica.org.br/)を通して、生放送で60万人の信徒ならびに180万の世界救世教を支持する人々にも発信していた。