地理統計院(IBGE)は7日、5月の広範囲消費者物価指数(IPCA・政府公式のインフレ指数)が0・13%だったと発表した。これは先月の0・57%より0・44%ポイント(P)低く、5月としては、0・1%だった06年以来、13年ぶりの低さだ。
1~5月の累積インフレ率は2・22%で、直近12カ月間の累積は4・66%だった。
IBGEは食品・飲料が0・56%下がったのをはじめ、家庭内製品(0・1%)、教育費(0・04%)、通信費(0・03%)が軒並み下がり、デフレを記録したと発表。全体のインフレ率を算出する際の比重が大きい食品・飲料部門は、単独で0・14%PもIPCAを下げる要素となった。
逆に物価上昇が大きかったのは0・98%上昇した住居費で、医療・パーソナルケアは0・59%上がった。
全体のインフレ率に与えた影響は、住居費が0・15%Pで、医療・パーソナルケアは0・07%Pだった。