ブルーノ・コーヴァス・サンパウロ市市長は10日、市中央部(セントロ)ヴァーレ・ド・アニャンガバウーの改修工事を再開すると発表した。11日付現地紙が報じている。
ヴァーレ・ド・アニャンガバウーはセントロの名所の一つで、19世紀から歴史があり、「ヴィラーダ・クウツラル」のメイン会場としても使用されている。
同地の改修工事はフェルナンド・ハダジ氏が同市市長だった2013年にはじまり、2016年には完成する予定だったが、完成できなかった。
その後、ジョアン・ドリア市長の時代は工事が中断されたままになっていたが、コーヴァス市長がこのほど、工事再開を決めた。再開後の改修工事には8千万レアルを費やし、電線や電話線の地中設置や段差を消す作業、噴水増設などを行う意向だ。また、新たに125本の木を植え、350個以上の照明を導入する予定だという。
市役所によると、工事の一部は、ヴィラーダの開催に間に合わせるため、2020年3月までに完成させる予定だという。また、施設のメンテナンスは民営化させる意向だ。
ヴァーレ・ド・アニャンガバウー改修は、コーヴァス市長が計画している34のセントロ再開発事業の一つだ。コーヴァス氏は、その一部を再選を目指す市長選のある2020年までに完成させたいとしている。
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