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本日ゼネスト敢行か=全伯で交通機関が麻痺?

 今日14日はゼネストが行われる可能性が強いが、13日の時点でさん市内で予想されていることを13日付現地サイトが報じている。
 今回のストは社会保障制度改革反対を訴えるもので、サンパウロ市地下鉄と都電(CPTM)、市内のバスを運営するSPトランスが参加を表明し、市民の足が心配されている。
 12日には、市都市交通局(SMT)の要請を受けた地裁が、地下鉄に対しては、ピーク時は100%、それ以外のときも80%の職員が職務に就くように、CPTMに対しては、終日100%の職員が職務に就くようにとの暫定令を出した。
 だが、これらの交通機関の職員組合は10日に「14日は24時間のストを行う」と宣言しており、暫定令が守られるかどうかは微妙だ。
 なお、民営化されているサンパウロ市地下鉄4号線と5号線は、13日午後4時現在も、スト参加を表明していない。
 また、サンパウロ市内では少なくとも33の私立校、さらに銀行の大半もストに参加する。12日の時点では公立校教職員、病院や保健所の職員、トラック運転手、金属労組組合員などもスト参加を表明済みだ。
 今回のゼネストは全国規模で行われ、ブラジリアやリオ市やレシフェ市など、全国各地で、教職員や地下鉄、バスなどの公共交通機関、郵便局、銀行その他の職員組合など、多くの団体や機関がスト参加と抗議集会開催を表明している。