「ご来場のお客様から、うちの店のコーヒーに『おいしい!』とお褒めの言葉をたくさんいただき、午前11時のスタートから6時間、ドリップコーヒーを休まずに淹れ続けられた喜びは大きかったです」
そんなメールを送ってきたのは、大阪・京橋でスペシャリティコーヒー専門の自家焙煎店「Doce Grão(ドッセグラオン)」(大阪府大阪市城東区新喜多1丁目4―18―103)を経営する石井フェルナンドさん。
サンパウロ市で「ジョイア・ロレーナ石井宝石店」を経営していた戦後移民・石井賢治社長の次男だ。
京都でコーヒー通に大人気のイベント「エンジョイコーヒータイム」に出店し、大いに喜ばれたそう。ドッセグラオン店は、苦味とコクの「サンパウロブレンド」をアイスコーヒーで、フルーティーで爽やかな「フルッタ・メルカドン」は水出しコーヒーで、ヘーゼルナッツの甘みを感じる「ヤマグチ」はホットコーヒーで出したとか。
味自慢のコーヒーショップ12店が選りすぐりコーヒー豆を、客の目の前でドリップして提供するイベンドだけに、淹れる側は“真剣勝負”だったようだ。(深)