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東西南北

 先月のボルソナロ大統領擁護デモには参加しなかった政治団体、ブラジル自由運動(MBL)とヴェン・プラ・ルアの二つが「30日にデモを」と呼びかけている。これはセルジオ・モロ法相とラヴァ・ジャット作戦を擁護するためのものだという。元々、ジウマ大統領の罷免運動の際に台頭した両団体は、ボルソナロ氏以前にPSDBやDEMなど、PT政権時代の野党との結びつきが強く、一族のPSDBとの関係が浅からぬモロ氏への擁護は自然な流れ。ただ、それ以上に「LJこそブラジルの未来」と信じて疑っていなかった人たちには、自分の信条にも関わる問題のはず。今回のスキャンダルの大きさが改めて思い知らされる。
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 来年の東京五輪の対象年齢選手(22歳以下)が参加したフランスでのサッカーのトゥーロン杯決勝が15日に行われ、ブラジル代表が、PK戦までもつれた大熱戦の末、日本代表を振り切って優勝した。だが、特筆すべきは日本代表の活躍だ。今回のチームは、同年代の主力選手がコパ・アメリカに出場したため、当初はBチーム扱いだったのにこの成績。ブラジル代表には欧州組や国内リーグ主力も多かったが、これと互角に戦ったのは収穫といえそう。
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 ジウマ政権では財相、ボルソナロ政権ではBNDESの総裁という要職につきながらも、いずれも短期間での辞任となってしまったジョアキン・レヴィ氏。国際的にも一目置かれているほどの経済界の実力者がブラジル経済再建を託されても、意思半ばで本領を発揮できずに終わる状況が続いてしまうとは。経済復興はこれでまた遠のくのか。