リオ市警が18日、16日未明にニテロイ市で起きたアンデルソン・ド・カルモ・デ・ソウザ氏殺害事件に関連し、ソウザ氏の実子のフラヴィオ・ドス・サントス・ロドリゲス容疑者(38)と養子のルーカス・ドス・サントス容疑者(18)の携帯電話の情報へのアクセス許可を要請した。
この事件は、フロルデリス連邦下議の夫で牧師のソウザ氏が、帰宅直後に忘れ物をしたといって車庫に戻るのを待つように銃声が響き、家族の手で病院に運ばれたが死亡したというものだ。
フロルデリス下議は事件後、帰宅するまでの道中でバイク2台が追跡しているかに感じた事などを告げ、「強盗殺人に違いない」と語ったが、警察は何らかの事情で消されたと推測。
フラヴィオ、ルーカスの2人の逮捕は、17日に行われた。フラヴィオ容疑者は、葬儀の最中に逮捕され、ルーカス容疑者は、自宅にいるところを逮捕された。フラヴィオ容疑者は家庭内暴力で逮捕令状が出ていた。また、ルーカス容疑者は未成年時の麻薬密売で身柄を拘束された事がある。
フロルデリス下議とソウザ氏は、実子4人と養子51人の計55人の子供がおり、息子2人が逮捕されたと聞かされたフロルデリス下議は、「うちの息子たちに限って。証拠もなく、バカな事を言わないで」と一笑にふしたという。
警察によると、犯人は覆面を使用し、犯行前に飼い犬に薬物を飲ませて眠らせていたという。また、犯行後、何もとらずに逃げた事などもわかっている。
ソウザ氏は当初、少なくとも15発を浴びたと報じられていたが、検死の結果、計30発を浴びていた事が明らかになった。内9発は股間から太ももに集中しており、胸部にも8発が浴びせられていた。
警察はまだ捜査の最中としつつ、ソウザ氏が愛人を作り、婚外交渉をしている事を知った息子達が、母親を守りたい、または父親に復讐をと考えて起こした犯行との見方をしているようだ。
18日は、市警が電話の通信記録にアクセスする許可を求めた他、リオ州検索局が捜査に参加する事も明らかにされた。
(16、17、18日付G1サイトなどより)
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