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東西南北

 サンパウロ市は17日、東部のヅットラ街道とマルジナル・チエテを結ぶ橋の通行を再開したと発表した。この橋は1月23日に、支柱の部分にひびが入っていたことが確認されて以来、通行止めとなり、復旧作業が行われていた。サンパウロ市によると、約5カ月かかった修復作業には700万レアルが投じられたという。市内では橋の老朽化が問題視されるようになってきているが、特に、昨年11月15日に車の通行中に2メートルの段差が生じた、西部マルジナル・ピニェイロスの高架橋のその後が一体どうなったのかも気になるところ。いずれにせよ、老朽化が進む橋の改修工事は、市の重要な仕事になっていきそうだ。
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 15日未明、サンパウロ大都市圏のイタペヴィで、母親(44)と娘2人(20と18)が自宅で射殺される事件が起きた。娘2人の子供たち3人は、24時間近く遺体の傍にいたとされ、娘の一人の夫が電話したのを受けた2歳の息子が、「母親が倒れている」と伝えたことで警察がかけつけた。だが、到着した際に3人は既に息がなかったという。警察は既に容疑者を断定しているが、この容疑者は、ゴミの処理をめぐり、被害者らと口論する姿を目撃されている。
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 ここ連日、国内を騒然とさせているサイトの「ジ・インターセプト・ブラジル」主催でリオ在住の米国人ジャーナリスト、グレン・グリーンウォルド氏と、同氏と婚姻関係にあるデヴィッド・ミランダ下議が殺人脅迫を受けている。こうした事態は予想できなくはないが、こうした威嚇以外での手段での反論を望みたいところだ。