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首都公邸で「自衛隊の日」=ブラジル3軍の将官400人が祝う

左から2人目が溝田繁久一等陸佐、山田彰大使、松田中将、マルチンス中将、平崎さん

左から2人目が溝田繁久一等陸佐、山田彰大使、松田中将、マルチンス中将、平崎さん

 ブラジリアの日本国大使館公邸で12日昼、「自衛隊の日」を祝うパーティが行われた。山田彰大使と溝田繁久防衛駐在官の主催で、ブラジル3軍の将官らが来賓として招待され、400人以上が集まった。
 当日は、日本との良好な関係構築と日伯防衛当局間の相互理解の促進に貢献のあった松田ルイ・ユタカ陸軍中将、同じくジョルジ・カルドーゾ・マルチンス陸軍中将が顕彰された。サンパウロからリベルダーデ文化福祉協会の池崎博文会長や平崎靖之理事らが招待された。
 平崎さんは「とても盛大な会でした。松田中将からその時に直接に聞いたんですが、ボルソナロ大統領が昨年9月に選挙運動中に刺された時、松田中将がアインシュタイン病院に入院の手配をしたんだそうです。現在、中将は軍病院の兵站部司令官をされており、その関係で民間病院ともつながりが強いので。入院中は毎日のようにお見舞いに行っていたそうです」との裏話も。
 また翌13日には、軍人閣僚のカルロス・アルベルト・ドス・サントス・クルス大統領府秘書室長官が、大統領から解任された。後任には、ボルソナロ氏の陸軍時代からの旧友で陸軍南東軍(サンパウロ市所在)の現役司令官のルイス・エドゥアルド・ラモス・バチスタ・ペレイラ大将。

昨年、12月に在聖総領事公邸で野口総領事と懇談したペレイラ南東軍司令官(現大統領府秘書室長官)

昨年、12月に在聖総領事公邸で野口総領事と懇談したペレイラ南東軍司令官(現大統領府秘書室長官)

 14日に来社した平崎氏は、「来週、首都に赴任するそうですよ。ペレイラ大将は陸軍43期、ボルソナロ大統領は47期の後輩で、とても仲の良い間柄。ペレイラ大将は昨年12月19日、総領事公邸に懇親会に招かれ、野口泰総領事とも親しく話をされました。サントス・クルス氏はいわゆる軍人らしい人柄で、口数が少なく、言う時はビシッと言う人。ペレイラ氏は比較的に社交的な方。きっと政治家とも上手にやっていかれるのでは」と評した。