地理統計院(IBGE)は25日、5月半ばから6月半ばまでのデータで算出した広範囲消費者物価指数(IPCA―15)は0・06%で、6月としては、マイナス0・15%だった2006年以来の低数値だったと発表した。これを受けて、各金融機関からは月末締めのIPCAは0・01%になるとの予想も出ている。IPCA―15の直近12カ月間の累積も、中銀のインフレ目標の中央値4・25%より低い3・84%で、利下げ観測がさらに強まっている。
◎
サンパウロ市長のブルーノ・コーヴァス氏(民主社会党・PSDB)は25日、サンパウロ市内の商業施設でプラスチック製ストローを使用することを禁ずる市条例を裁可した。同条例の細かな内容を整備するための期間と、各施設が適応するための期間は、それぞれ最大180日間ずつとられる。既にフォルタレーザ市、サルヴァドール市、リオ市、カンボリウー市、サントス市などやリオ・グランデ・ド・ノルテ州全体で、同様の条例が成立している。罰則規定は、1度目が警告、2度目が1千レアルの罰金、3度目が2千レアルと重くなっていき、6度目の摘発を受けると、罰金8千レアルを科された上に施設閉鎖となる。
◎
リオ市議会は25日、マルセロ・クリヴェッラ市長(ブラジル共和党・PRB)に対する罷免手続き開始の是非を問う審議を行い、反対35、賛成13、無効1、欠席2で否決した。罷免手続き開始には議会定数の3分の2以上、34票の賛成が必要だった。4月に行われた罷免手続きの正当性を問う採決では35市議が賛成しており、2カ月で22人が鞍替えしたことになる。