サンタカタリーナ州イタジャイ市で15日、偽の高級車を製造していた工場が見つかり、組み立てている最中の車8台などが押収された。
市警が発見した工場ではイタイパヴァ区にあり、フェラーリ、ランボルギーニの2社の車を真似た車両を製造していた。市警によると、工場には車軸や型、工具、グラスファイバーなど、偽車両製造に必要な資材が全て揃っており、家宅捜索時には車両8台を組み立てていたという。
偽車両は、オリジナルの約8%という廉価で売り出されており、組み立ては注文を受けて行われていた。偽車両の販売はインターネット上で行われていたという。
市警は工場主の親子と従業員1人を連行して事情聴取を行ったが、3人はその後、釈放された。工場主親子の名前などは公表されていないが、市警は既に、この親子を告発している。
市警が得た情報によると、工場では、事情聴取を受けた従業員以外の従業員がいるという。担当警部によると、偽の車両を製造している事を知りつつ、製造その他の作業に携わっていた事が明らかになった場合、他の従業員達も、偽造の罪に問われるという。
この工場で製造された偽の高級車はブラジル全土で販売されており、偽車両が出回っている事を知ったフェラーリやランボルギーニ両社が市警に通報した事で事件が判明したという。(15日付G1サイトより)