ハンガリーのブダペストで開催中のフェンシングの世界選手権で18日、ブラジルのナタリー・モーリャウセン(33)が個人戦女子(エペ)で金メダルを獲得し、ブラジルのフェンシング界に初の金メダルをもたらした。
世界ランキング22位のナタリーは、世界ランキング13位のシェン・リン(中国)を相手に決勝戦を戦い、常にポイントが先行する積極的な攻めを披露。ブラジル・フェンシング協会のリカルド・マシャド会長は「素晴らしい!」を連発した。
ナタリーは2015年の汎米大会で銅メダルを獲得。2018年には五輪種目に該当するスポーツ選手の内、フェンシングの部で国内最優秀選手に選ばれていた。
ナタリーは20日の団体戦にも出場する。
他方、19日未明(ブラジル時間、以下同)には、韓国で開催中の世界水泳選手権のオープンウォータースイミング(OWS)女子25キロの部で、ブラジルのアナ・マルセラ・クーニャが優勝した。アナ・マルセラは16日にも5キロの部で優勝しており、今大会2冠を果たした。また、13日には10キロの部で5位に入り、東京五輪の出場資格も得ている。
アナ・マルセラが世界選手権で獲得したメダルの数は19日の25キロの部優勝で11個(金5個、銀2個、銅4個)となった。5キロの部優勝の時点で、彼女はOWSで世界最多のメダル保持者となっている。