地理統計院(IBGE)は23日、インフレ率の先駆けとなる、15日締め広範囲消費者物価指数(IPCA―15)の7月の値が0・09%だったと発表した。この値は6月の0・06%よりは高いが、7月の値としては2017年(―0・18%)以来の低数値だ。今年に入ってからの累積は2・42%で、昨年8月から今年7月までの直近12カ月間の累積は3・27%。低インフレ自体は、庶民には歓迎すべきことだが、その理由が経済活動が活発でないからというのは困りものだ。
◎
二人組の親子の強盗が22日、サンパウロ市南部で逮捕された。二人の家は防犯カメラに映っていたバイクのナンバープレートが手がかりとなって割り出された。犯行のパターンは、父親が相手に近づいたら息子が逃げ道を塞ぎ、銃で脅して金品を奪い、すばやく逃げるというもの。二人の面通しに参加した被害者4人は、次々に「強盗犯だ」「彼らにやられた」と供述した。父エルネストは44歳、息子レオナルドは25歳。最も責められるべきは息子を犯罪の道に引きずり込んだ父親か。
◎
サッカー全国選手権1部リーグ第11節の10試合中、唯一、22日の月曜開催となった対シャペコエンセ戦で、4対0と大勝したサンパウロFCが、8試合続いた公式戦連続不勝利のトンネルから脱した。8戦不勝利だったとはいえ、リーグ戦の順位は5位で、十分に上位に食い込んでいける。リベルタドーレス杯やブラジル杯からは既に敗退しており、他の上位チームより日程面で有利なサンパウロFC。これをいかして優勝争いに踏みとどまれるか?