沖縄県人会、沖縄文化センター、沖縄県人会ビラ・カロン支部(小波津セルジオ会長)が共催する『第17回おきなわ祭り』(上原マリオ正実行委員長)が8月3、4両日、午前11時から市営サッカー場(Praca Haroldo Daltro, s/ n, V. Manchester)で行なわれる。
サンパウロ州及び市の正式行事として組み込まれている同祭り。毎年1万5千人~2万人が来場し、沖縄文化を楽しめる行事となっている。
今年は日本から、バンド「ザ・ブーム」のボーカリストとして有名な宮沢和史さんが初めておきなわ祭りに出演し、コロニアでも愛唱されている『島唄』を披露する。また、3日には日系アルゼンチン人の歌手・大城クラウディアさんが初出演。4日には、沖縄県系のブラジル人6人グループ「トントンミー」が楽しい歌を届ける。
ステージでは、琉球國祭り太鼓とレキオス芸能同好会エイサー太鼓の約600人による圧巻の演奏が披露される。新崎マリオさん(65、二世)によれば「祭り太鼓はここで新曲を演奏するよ」とのこと。琉球民謡、琉球舞踊、沖縄空手等の沖縄文化の他に、今年はドイツの踊りの披露も予定している。
郷土食は、婦人部お手製の沖縄そば、ヒージャー汁、サータアンダギー、変わり種「ゴーヤのパステル」も販売される。また、うりずん会による出し物では、今年初めて41市町村の特産品が展示される。
来社した上原実行委員長(52、二世)、小波津会長(61、二世)、新崎さん(65、二世)、仲宗根ジョンさん(61、三世)は「元々はブラジル人に感謝を伝えるために始めた祭り。ビラ・カロンの団結力で準備しているので、ぜひ遊びに来てください」と呼びかけている。
3日は午後9時、4日は午後8時まで。入場無料だが、1キロの保存食の持参が必要。詳細は同会(11・2672・2004)まで。