ブラジル桜イペー連盟(矢野ペドロ会長)主催の「第41回桜祭り」が8月2、3、4の3日間、サンパウロ市イタケーラ区のカルモ公園(Av. Afonso Sampaio Suza, 951)で行われる。入場無料。
2日は正午から午後5時、3、4日は午前9時から午後5時まで。開会式は3日正午から。
4千本を超える桜と600本のイペーが咲き誇る公園には、毎年15万人が訪れ、早春を告げるサンパウロ市の風物詩となっている。桜は8割が雪割桜、他にヒマラヤ桜、オキナワ桜がある。いずれも量感ある花を付け、見る者を魅了する。
1970年代から桜の植樹が始められ、今では南米隋一の本数を誇る。樹齢20年程度が一番盛りだが、最初期に植えた800本が現在も見事な花を咲かせている。
矢野会長は「広大な敷地内では日系、非日系を問わず地面に座り、箸を使って弁当を囲む姿が見られる。日本古来の文化『花見』がこの祭りによってブラジルに定着した」と話した。
特設舞台では期間を通し和太鼓や盆踊り、日系歌手やダンサーのショーが披露され、ビラ・カロン婦人部による飲食コーナーでは、お寿司、天ぷら、餃子、焼きそば、桜餅等が販売される。
当日は地下鉄イタケーラ駅1番出口から会場まで有料バス(4050―10、プラットホームE)が運行する。