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 サンパウロ市警女性保護署は29日、サッカーのスター選手ネイマールの強姦疑惑に関し、証拠不十分で捜査を打ち切ることを発表した。モデルのナジラ・トリンダージ氏が「ネイマールに強姦された」と訴えたことで5月31日に始まった捜査は、7月1日に捜査期限が延長されていた。捜査員はナジラ氏の証言にはいくつもの矛盾があるとし、「ネイマールは罪を犯していない」との判断に至った。
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 賃貸住宅の家賃の年次インフレ調整に使われる指数、総合市場物価指数(IGP―M)の7月の値が0・40%だったと発表された。先月の0・80%から半減だ。今年1月から7月までの累積では4・79%、昨年8月から今年7月までの直近12カ月間の累積は6・39%だった。IGP―Mは卸売物価指数(IPA)が6割、消費者物価指数(IPC)が3割、全国建設コスト指数(INCC)が1割で計算される。最も大きく影響するIPAが、6月から7月にかけて大きく下がったことが、IGP―Mの減少に繋がった。
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 サンパウロ州工業連合(Fiesp)とサンパウロ州工業センター(Ciesp)が30日に発表したところによると、6月のサンパウロ州の工業生産は、5月比で0・8%減(季節偏差調整済み)だった。季節偏差調整を行わない場合、この数字は7・3%減まで落ち込む。結果は主に、実質売上高変数(2・7%減)と、生産時間効率(0・1%減)の影響を受けた。FiespとCiespの第2副会長、ジョゼ・ロリス氏は、社会保障制度改革と税制改革、その他の経済活性化策が状況を好転させるとの期待を示している。