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リオ市=チリ人観光客、刃物で襲われる=コパカバーナの海岸を散歩中

 リオ市南部のコパカバーナで1日夜、チリ人観光客が刃物を持った男に襲われ、ケガをするという事件が起きた。
 被害者の名前などは公開されていないが、夜10時頃、恋人と海岸を散歩していたところ、パウラ・フレイタス街に入ったところで、行商人らしき男に行く手を塞がれたという。
 被害者は何も買うつもりがなく、そのまま行き過ぎようとしたが、男がいきなり刃物で切りつけてきたという。被害者は腕と胸にケガを負ったものの、何とか逃げおおせた。所持品は何も盗まれていないという。
 被害者はコパカバーナの救急外来で応急措置を受けた後、ミゲル・コウト病院に転送された。医師によると、傷はどれも浅いという。同件は、観光客を専門に扱う観光署に登録された。
 リオ州のウィルソン・ヴィッツエル知事は事件後、コパカバーナ地区の行商人を洗いざらい調べて、花火や刃物など、人を傷つける可能性がある品や、凶器となり得る品を持っていたら、即座に没収するよう命じた。
 同州観光局のオタヴィオ・レイテ局長は、リオ市とチリとの間の航空便は増便される予定で、同国からの観光客は今後も増えると予想されている事を取り上げ、「観光と治安は、世界中どこに行っても両立させなければならないもの。チリは特に、我々にとって大切な国だ」と述べた。(2日付G1サイトより)