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東西南北

 5日朝、中銀が毎週月曜日に出している経済指標動向予測集フォーカスが発表され、年末の経済基本金利(Selic)の見通しが、先週までの5・50%から5・25%に下がった。フォーカスは中銀の予測ではなく、100以上の金融機関にアンケートを行い、その結果をまとめたものだ。Selicを決めるのは中銀通貨政策委員会(Copom)だから、フォーカスのSelic予測が下がったということは、金融機関が中銀に「Selicをもっと下げて」と要請したに等しい。Selicは先週、6・50%から6%に下がったばかり。通貨政策委員会は年内あと3回だが、さらに0・75%ポイントも下がるか。
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 ペトロブラスは2日、家庭用13キロガスボンベ(ボチジョン)をガスボンベ供給業者へ売り渡す際の価格を、5日から8・17%下げると発表した。これにより、消費者価格は6・5~12%下がると予想されている。2日までのボチジョンの業者への卸価格は26・2レアルで、5日からは24・06レアル(税抜き)となった。サンパウロ州では、7月末時点でのボチジョンの平均小売価格は66・59レアルで、最高価格は90レアルだった。
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 サンパウロFCは先週末、サッカーのコパ・アメリカでMVPに輝いたセレソンの右サイドバック、ダニ・アウヴェスと2022年末までの契約を交わしたと発表した。以前からサンパウロFCのファンだと公言してきたダニ。プロとして最多の、公式大会優勝回数40の記録を持つ彼が、2012年以来、公式大会での優勝から見放されているサンパウロFCに優勝をもたらせるか。