農務省水産局のジョージ・セイフ・ジュニオル局長の家族が、リオ州のアングラ・ドス・レイスで違法な釣りを行っていた疑いで、国立再生可能天然資源・環境院(Ibama)から、7万レアルの罰金を科せられた。
罰金が科せられたのは7月25日で、産卵期で禁漁中のいわし250キロを積んで航行しているのが見つかった。
違反行為で摘発された船は局長の継母のサラ・キシェネル・セイフ氏名義で、乗組員は局長の父ジョージ・セイフ氏の会社の部下達だという。
罰金は二つで、禁漁中のいわしが大量に見つかったために科された罰金が4万レアル。このいわしは、ブラジル南部でマグロを獲る際の餌として使うつもりだったと見られている。
また、全国漁船追跡計画(Preps)による継続的な追跡を妨げたとして、技術的な問題(機械の故障)故に科された罰金が3万レアル。所有者のサラ氏には、追跡システム用の機材修理を促す文書も送付された。
船長には別に、2万6700レアルの罰金が科せられた。船長は、いわしは購入したもので、漁獲は行っていないと釈明したが、正規の領収書がなく、違反行為ではない事を証明出来なかった。
水産局長は、会社は確かに家族のものだが、局長に指名されてからは会社の業務からは遠ざかっており、今回の違反行為とは無関係だし、船の航行責任者は船長だと釈明した。
また、何故、罰金を科せられたとの情報が拡散したのかと首を傾げた上で、「政府関係者としての自分のイメージを貶め、自分と近しい関係にあるボルソナロ大統領にも損失を与えようと考えての方策に違いない」との考えを明らかにした。
同局長は、家族がこのような行為に関わった事を嘆き、謝罪もしたが、最終的な責任は父親にあると弁明した。(5日付G1サイト、6日付エスタード紙などより)
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