元コリンチャンスで前バルセロナのマウコン(22)が3日、移籍先となったロシア・プレミア・リーグ、ゼニトでの初戦、対クラスノダール戦に途中出場した際に、人種差別を受けた。本拠地の同チームのファンたちが、「チームの伝統に従ってくれてありがとう」という当てこすりの垂れ幕を掲げたのだ。ゼニトはこれまで「黒人選手とは契約しない」ことで知られており、ファンのゼニト経営陣への欲求不満が皮肉で示されたことになった。ゼニト側は人種差別を否定しているが、同件は既に国際的に報じられ、強い反発を受けている。「次の移籍期間の来年1月には退団か」の噂も浮上しているが、果たして。
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週末から冷え込みが厳しいサンパウロ大都市圏だが、4日夜から5日朝にかけて、サントアンドレ市とグアルーリョス市で、この寒さが理由で亡くなったと思われる路上生活者の遺体が相次いで発見された。前者は66歳、後者は73歳の男性で、二人共、外傷らしきものは発見されなかった。死因は現在も調査中だ。サンパウロ市では4日、午後の気温が12・2度までしか上がらず、2013年7月24日以来、もっとも寒い午後となっていた。
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6日も朝の気温が11度と、かなり寒かったサンパウロ市だが、予報によると、今日7日からは気温が徐々に和らぎはじめ、9日金曜日には、最高気温が28度まで上がるなど、かなり温かくなるという。その間は湿度も30%ほどで、雨が降る心配もないとか。この冬は寒い日が多いので、温かくなる分には大歓迎だが、急な気温の変化で体調を崩さぬよう、ご注意を。