ブラジル外務省は9日、ジャイール・ボルソナロ大統領(社会自由党・PSL)の三男で下院議員のエドゥアルド・ボルソナロ氏が駐米ブラジル大使になることに関し、米国政府としては問題ないとの返答を米国から得たと発表した。同日付ブラジルニュースサイトが報じている。
エドゥアルド氏の大使就任には、まだ、ブラジル上院議会の承認が必要だ。
この知らせを受けたボルソナロ大統領は9日、「(米国政府の承認を受けて)とても幸せだ。息子のエドゥアルドが大使に就くことで、ブラジルと米国両国の友好関係、通商関係がより強化されると確信している」と語った。
ボルソナロ大統領はドナルド・トランプ米大統領から、エドゥアルド氏の大使就任を歓迎するとの内容の直筆書簡を受け取ったことも明かした。
同じ日に、エドゥアルド氏とエルネスト・アラウージョ外相の会談も行われた。エドゥアルド氏は会談後、「米国から大使就任に向けた青信号がもたらされたことは、トランプ米大統領から私への直接の信頼の表明であり、誇らしく思う。ブラジル人と米国人の安全、繁栄、幸福を促進するために両国の戦略的関係を深めていきたい。しかし、最終的に自分の大使就任の是非を決めるのはブラジル上院議会だ。もし承認されたら職務に身を捧げることを約束する。職務の成功は、議会、関係省庁、米国内のブラジル人社会との対話と協力次第であることも認識している」との声明を発表した。
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