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アルゼンチン大統領選=予備選でマクリが大敗=フェルナンデス氏に15%P差

 11日、アルゼンチンで大統領選の予備選が行われ、クリスチーナ前大統領が副候補でついたアルベルト・フェルナンデス氏が現職のマウリシオ・マクリ氏に予想以上の大差で圧勝した。12日付ブラジル国内紙、サイトが報じている。
 アルゼンチンでは10月27日に大統領選の一次投票が行われるが、2カ月前に行われる予備選は、その行方を占う意味でも重要な意味を持つ。
 1位になったフェルナンデス氏は47・66%を獲得。同氏は、クリスチーナ氏とその前任だった故ネストル氏のキルチネル夫婦が大統領だった際の官房長官でもある。
 当初は「接戦になる」との見方がもっぱらだったが、再選を目指すマクリ氏は32・08%と、想像以上に大差をつけられてしまった。元企業家で経済立て直しを期待されて大統領に選ばれた同氏だったが、高インフレでの景気後退を招いたことが響いている。
 また、3位のロベルト・ラヴァグナ氏は8・23%を獲得したが、同氏もフェルナンデス氏と同様に正義党系列の政治家で、故ネストル氏が大統領だった際の財相でもあった。