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米国FBI=エジプト人をブラジル国内で追跡=「アルカイダの一味」と言及

 米国連邦捜査局(FBI)は12日、テロ組織、アルカイダに関連があると疑われるエジプト国籍の男がブラジル国内に潜伏中でその行方を追っていることを明らかにした。13日付ブラジル各紙が報じた。
 この情報は、ブラジル外務省も、ブラジル法務省も同時に確認した。外務省、法務省連名の声明によると、男の名はモハメド・アフメド・エルサイェッド・アフメド・イブラヒム(42)だ。
 ブラジル政府によると、イブラヒムは昨年ブラジルに入国し、正式に滞在許可を取得しているが、国内の居住地や職業に関する情報はない。また、米当局が法務省に提供した情報によると、イブライムは「武装しており、危険な人物である」という。
 FBIは「イブラヒムは黒髪で色白、栗色の目をしており、体重73~77キロ、身長183~188センチ、痩せ型で体格がよく、整ったひげを生やしている」との情報を写真付で流し、心当たりがあったらすぐに、FBIか、近くの米国大使館、総領事館に連絡をと呼びかけている。
 米当局は、イブラヒムは少なくとも2013年からアルカイダと関係があるとし、米国への攻撃や、米国の国益に反する行為の実行および幇助、さらにアルカイダへの物質的支援の容疑がかけられている。FBIの公開情報には、イブラヒムが具体的にどんな形で米国への攻撃に加担したかへの言及はない。
 ブラジル政府は現行法の範囲内で米国に協力するとの姿勢を見せている。