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ASEBEX=目立つ留学生同士の結婚=日本で絆強め一生の伴侶に

1976年の留学生からは、最も多い夫婦3組が誕生

 「僕ら76年の留学生は3組も夫婦が生まれている!」――元AOTS研修生で茨城県人会の黒澤儀人(のりひと)会長は、壇上で仲間と写真を撮りながらそう説明した。最も留学生が多かった76年からは11人が参加。そのうち3組が、帰国後に夫婦となった。
 「他にいなかったから留学生同士で結婚するしかなかったのよ!」と笑って答えたのは岩崎マリア秀美さん(二世)。夫のリカルド俊一さん(67、二世)は元文協会長の故岩崎秀雄さんの息子だ。
 同じテーブルに座っていたのは、大刀宣雄さん(74、二世)と妻のミリアン美千代さん(三世)、家安綱通(76、二世)と妻のマルシミナさん(二世)。秀美さんとミリアンさんは元福島県費留学生、マルシミナさんは元愛媛県費留学生。男性陣は全員元AOTS研修生だ。
 76年に夫婦となった留学生が多かった理由について、黒澤さんは「日本では、怪我した時のために皆でお金を集めていた。また皆で日本に旅行もしたね」と交流が密だったことを明かす。
 当日、6人はミリアンさんが指揮を務めるASEBEXコーラスで歌を披露した仲間。今でも2週間に1度は会うほど仲が良い。ある意味「一生の宝物」を日本で手に入れた留学生たちだった。


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 ASEBEX内で夫婦が多かったことに驚いたと話していると、なんと来賓の山下譲二文協副会長もASEBEX内の結婚だった。妻のリジアさんとは留学先で知り合い、帰国後に結婚した。日本で「特別な体験」をしていることが、2人の絆を強めるのかも!?