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《世界柔道》リオ五輪王者のブラジルのシウヴァ、日本の芳田に敗れるも銅メダル獲得

日本の芳田(左)と戦うブラジルのシウヴァ(Roberto Castro/rededoesporte.gov.br)

 25日から東京で開催されている柔道世界選手権の大会3日目、27日の女子57キロ級に、2016年リオ五輪金メダリストで、直前のパン・アメリカン大会でも金メダルを獲得したラファエラ・シウヴァ(ブラジル)が登場した。シウヴァは準決勝で日本の芳田司に敗れたが、その後の3位決定戦に勝利し、銅メダルを獲得した。
 昨年の世界柔道バクー大会の覇者芳田と、前回リオ五輪王者ラファエラ・シウヴァの対決を、ブラジルメディアは“事実上の決勝”と称したが、試合は延長の末、芳田の一本勝ちで終わった。
 芳田は決勝でカナダの出口クリスタに敗れ、銀メダル、ラファエラ・シウヴァは3位決定戦でフランスのサラ・レオニー・シスケを下し、銅メダルを獲得した。
 準決勝の芳田戦の疲れが残るシウヴァを相手に、シスケはシウヴァの得意な組み手に組ませない戦術を取ったが、シウヴァは巧みに攻めて優勢勝ちした。
 シウヴァは試合後、目に涙を浮かべ、「どうしてもこの大会で優勝したくて、集中して臨んだ。残念ながら優勝できなかったけれど、自分のパフォーマンスには満足している。女子57キロ級には強敵が多い。来年の東京五輪まで、この階級でトップを守っていくというモチベーションを強く持っている」と語った。(27日付グローボ・エスポルテより)