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《ブラジル》家賃調整の指数がデフレを記録=直近1年累積ではプラス5%

 リオ市に本拠を置く学究機関ジェトゥーリオ・ヴァルガス財団(FGV)が29日に発表したところによると、賃貸住宅の家賃の調整にも使われるインフレ指数、総合市場物価指数(IGP―M)の8月の数値は、マイナス0・67%のデフレだった。
 今年に入ってからの累積は4・09%で、昨年9月から今年8月までの直近12カ月間の累積は4・95%だった。
 IGP―Mは卸売り物価指数(IPA)の比重を60%、消費者物価指数(IPC)の比重を30%、建設コスト指数(INCC)の比重を10%として算出される。8月のデフレは、IPAがマイナスとなったことと、INCCのインフレ圧力が弱まったことが主要因だ。
 IPAは、7月がプラス0・4%だったのに対し、8月はマイナス1・14%だった。INCCは8月も0・34%のプラスではあったが、7月のプラス0・91%よりインフレ圧力が弱まった。(29日付アジェンシア・ブラジルより)