農務省は28日、インドネシアがブラジル産の牛肉の輸入を解禁したと発表した。29日付現地紙が報じている。
この解禁により、食肉会社10社が、合計で年間2万5千トンの牛肉を輸出することが可能になるという。
テレーザ・クリスチーナ農相は、今年5月にインドネシアの農相と会って以来、市場解禁のための交渉を重ねてきた。
インドネシアとの契約は、ブラジルは「インドネシアにとって最大の牛肉輸出国であるオーストラリアよりも安価に肉を売ることができる」という、テレーザ農相の説得が功を奏したものだ。
テレーザ農相は、「これは、わが国の国内総生産(GDP)にとっても、農家にとっても、食肉加工会社にとっても朗報だ。わが国の牛肉が国外で売れ、雇用にもつながるのだから」とし、喜びを示した。
ブラジル産牛肉に関しては、アマゾンの森林火災問題でブラジルに対する印象を悪くしたフィンランドが23日に輸入停止措置を行う可能性を示唆したばかりだった。
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