30日に発売された週刊誌「ヴェージャ」が、ボルソナロ一家を巡るスキャンダルの発端となったファブリシオ・ケイロス氏の行方を8カ月ぶりにつきとめたと報じた。ケイロス氏は大統領の長男フラヴィオ上議がリオ州議時代の職員で、他の幽霊職員の給料が一斉に振り込まれていたとして疑惑の中心となっていたが、サンパウロ市の病院での癌の手術後、姿をくらませていた。「カデ・オ・ケイロス(ケイロス、どこだ)」はネットの流行語にもなっていたが、同誌によるとサンパウロ市モルンビで生活しており、病気療養中とか。ネットでは早速、「リオのミリシアがなぜサンパウロ市の高級住宅地に?」と、この日のブラジル一の話題となっていた。
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30日にリオ市で、隔年開催の本のビエンナーレがはじまった。開幕式には、ブラジルの国民的マンガ「トゥルマ・ダ・モニカ」の作者で、漫画家生活60周年のマウリシオ・デ・ソウザが招かれ、会衆から祝福された。マウリシオはそこで、おなじみの犬のキャラクター、ビドゥの絵を壁に描き、「私が最初に作ったキャラクターだ。犬は忠実だが、私は彼にもっと忠実でありつづけた」と、マンガに捧げた一生を振り返っていた。
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今週末のサッカーの全国選手権第17節。注目カードはリオのマラカナン・スタジアムでの首位攻防戦、フラメンゴ対パルメイラスだ。25日に同選手権で首位に立ち、リベルタドーレス杯でも準決勝進出と絶好調のフラメンゴ。同選手権2連覇を目指すパルメイラスは、ここで勝って、なんとか、勝ち点で追いつきたいところだ。