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東西南北

 ダッタフォーリャでの最新の世論調査の結果が良くなかったボルソナロ大統領だが、同調査でもう一つ、同氏にとってショックな結果が出ている。それは、もし今、大統領選が行われていたとしたら、昨年10月に大統領選の決選投票を争ったフェルナンド・ハダジ氏(労働者党・PT)に36%対42%で敗れる、というものだ。これが仮に相手がジョアン・ドリア・サンパウロ州知事や、TV司会者のルシアノ・フッキ氏、昨年大統領選3位のシロ・ゴメス氏といった、22年の他の有力大統領候補だったらどうなっていたかも知りたいところ。もっともボルソナロ氏には、選挙ではなく、治世で実績を出してほしいのだが。
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 ブルーノ・コーヴァス・サンパウロ市市長は8月30日、市内の公園での全面禁煙の法案を裁可し、翌31日の官報で正式に公表した。ここから60日間の準備期間をおいた後、正式に市の条例として施行されることとなる。たばこを公園で吸ったのが発覚した場合の罰金は500レアルで、再犯だと1千レアルが科されることになる。こうした試みはニューヨークやパリなどでも行われているが、サンパウロ市がブラジルや南米の見本になることを期待したい。
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 サッカーの移籍市場の締切が終わった。注目されたネイマールのPSGからの移籍問題は、古巣のバルセロナが交渉に乗り出したものの、条件面で折り合いが着かず、結局、残留が決まった。だが、ネイマールとPSG運営陣との関係はさらに悪化しているとも言われている。この先の試合出場に影響しないか、気になるところだ。