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《ブラジル》8月の物価は0・11%の上昇=低インフレが続き、さらなる利下げ予測も

 ブラジル地理統計院(IBGE)が6日、8月の広範囲消費者物価指数(IPCA、ブラジル政府採用の公式インフレ率)は0・11%だったと発表した。
 今年7月は0・19%で、前年8月はマイナス0・09%だった。
 これにより、今年1月から8月までの累積インフレ率は2・54%、昨年9月から今年8月までの直近12カ月間の累積は3・43%となった。
 今年7月締めの直近12カ月累積、3・22%よりは少し上がったが、政府目標の4・25%(±1・5%)よりも低い。
 低インフレが続いていることで、今月の17、18日に開かれるブラジル中銀の通貨政策委員会(Copom)では、現状6・0%の経済基本金利(Selic)がさらに下がるのではないかとの観測が市場には広がっている。
 IBGEの価格指数国家システムの主任、ペドロ・ダ・コスタ氏は、「直近12月間の累積インフレ率が7月から8月にかけて上がったのは、7月締めの数値では計算に入っていた、昨年8月のマイナス0・09%というデフレ値が、今年8月締めの数値では計算から外れたから」と語っている。
 同氏は、「一般家計の消費の伸びは限定的で、多少は増えている雇用も、大半は非正規だから、給与額も低い。こういった要因を考慮すると、需要が急激に伸びると考えるのは困難だ」と語った。
 九つに分けた消費部門の内、3部門ではマイナスインフレ(デフレ)が発生した。
 もっとも下げ率が大きかったのは「交通」のマイナス0・39%で、次が「食品、飲料」のマイナス0・35%だった。また、「医療、パーソナルケア」も0・03%下がった。
 インフレ率全体を0・09%ポイント引き下げた「食品、飲料」の中でも特に下げ幅が大きかったのは、「家庭で使う食材」のマイナス0・84%だ。特に目立ったのは、「トマト」のマイナス24・49%や「じゃがいも」のマイナス9・11%で、「葉野菜類」はマイナス6・53%、「肉類」もマイナス0・75%を記録した。
 「交通」の中では、観光業界や航空機業界が閑散期に入ったのを受けた「航空券」が15・66%値下がりしたのをはじめ、「ガソリン」のマイナス0・45%、「ディーゼル油」のマイナス0・76%など、デフレが目立った。
 平均で1・19%値上がりし、全体のインフレ率を押し上げた「住居」部門では、追加料金が最も高い赤旗1設定となった「電気代」が、3・85%のインフレを記録した。(6日付G1サイトより)

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