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■ロベルト・レアル死去■ポルトガル出身の異色歌手

 ポルトガル出身の異色の歌手として人気だったロベルト・レアルが15日、皮膚がんの一種のメラノーマのために亡くなった。67歳だった。
 ロベルトは1951年にポルトガル北部のマセド・デ・カヴァレイロスで生まれたが、11歳のときに、両親や9人の兄弟と共にサンパウロに越してきた。
 当初は靴職人や菓子販売人などをして歌手になることを夢見た末、1971年、「アレビータ」でデビューすると、ポルトガル民謡調の曲調がブラジルで新鮮に受け止められ、当時の人気司会者、シャクリーナの番組に呼ばれるなどして知名度をあげた。
 ロベルトはその後も順調に歌手のキャリアを積み上げていき、1978年にはミュージカル映画「ミラグレ―オ・ポデール・ダ・フェー」で主演もつとめた。
 フォフォーやバラードなどを得意としてきた彼だが、2007年に発表したアルバム「カント・ダ・テラ・エ・ライゼス」はポルトガル音楽に特化した内容で、祖国のポルトガルでも高い評価を受けた。
 明るいキャラクターで、お笑い番組や子供向け番組の出演も多かった。
 ここ3年間はメラノーマのために闘病していたが、最近では腫瘍が肝臓にまで達していたという。(ウィキペディアなどより)