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在リオ総領事館=令和元年春の叙勲を伝達=宮本氏、田中氏が栄誉に浴す

受章した田中さん(総領事館提供)

 在リオデジャネイロ日本国総領事館(星野芳隆総領事)は令和元年春の叙勲を受け、リオ総領事館管内受章者2氏の叙勲伝達式を総領事公邸にて執り行った。宮本晃雄さん(78、旭日双光章)への伝達式は8月9日、田中駟郎さん(90、旭日単光章)は8月23日に行われ、親族や日系団体関係者らが出席し、受勲の名誉を祝福した。
 田中さんはフラビオ・シローの名でブラジルを代表する画家として知られ、周年事業に際して自身の個展を開催するなど、ブラジル内での日系社会の認知向上、日伯友好関係の深化に貢献。現在もリオとフランス・パリを行き来し、昨年にはリオ、サンパウロで回顧展を開くなど活躍している。
 田中さんの叙勲伝達式には、ピナコテッカ現代美術館のマックス・ペリンゲイロ館長も慶祝に駆けつけた。
 宮本さんは、リオ日系協会会長、リオ州日伯文化体育協会理事長など要職を歴任。日本語モデル校の建設・開校に携わるなど、日本語教育の基盤整備に努めた。また日本文化紹介やスポーツ活動、周年事業を通じ、日系社会の発展と日伯友好関係の深化に貢献した。