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リオ市=病院火災の死者14人に=対応の遅れ指摘するビデオも

照明も不十分な中、担架で運び出された患者(Fernando Frazão/Agência Brasil)

 【既報関連】リオ市北部のマラカナン地区で12日の夕刻発生した、バジン病院での火災に伴う死者が14人に増えた。
 13日の時点での死者は11人だったが、16日には慢性的な腎機能障害で入院していて煙を吸い込んだ女性1人の死亡が報じられ、17日には2人の死が確認された。
 関係者からの事情聴取は16日から始まっているが、15日のテレビ番組で公開された防犯カメラの映像によると、火災の発端となったショートによる火花が映った映像などで、火災発生が確認されてから、患者の搬出作業が始まるまでは8分間もかかっており、病院側の対応の遅れが被害を大きくしたとの声も出ている。
 また、病院側は直前に避難訓練をしたばかりだったというが、生存者らは、病院職員らが病棟に止まるよう指示したとか、避難路を示す案内板や誘導灯が十分でなく、逃げるのに戸惑ったと証言しており、火災時の訓練が十分ではなかった可能性も指摘されている。(13日、16日、17日付G1サイト、アジェンシア・ブラジルより)