ボルソナロ大統領は、腹部のヘルニア手術から8日後の16日にサンパウロ市南部の病院から退院。その日の内にブラジリアに戻り、17日から公務に復帰した。政府広報官は一度、「復帰は19日」と発言、担当医も「まだクリーム状にしたものしか食べられない」というのに、それらを押して復帰した。復帰初日は、議会が8月に承認した、農村での銃所有に関する規制緩和法など、4件を裁可した。23日にはニューヨークに向かい、24日に国連総会でスピーチを行う。今回の国連総会は、アマゾンの森林火災拡大への対応を国際的に批判された直後だけに、厳しい目にさらされることは必至だ。病み上がりの体調の中、大統領はうまく対処できるか?
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サンパウロ州連邦地裁は16日、同州検察局が起訴した、ルーラ元大統領と実兄のフレイ・シコ氏に対する汚職計画関与の容疑を却下した。これは、フレイ・シコ氏に対してオデブレヒト社から、長年にわたり贈賄が行われていたとの疑惑に基づくものだったが、地裁は「証拠不十分」として認めなかった。これに伴い、3人のオデブレヒト関係者への起訴も取り下げられた。ルーラ氏としてはホッとしたところか。
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今日はサッカーのブラジル杯決勝、インテルナシオナルとアトレチコ・パラナエンセの第2戦がインテルの地元ポルト・アレグレで行われる。第1戦での1点のリードを守りきれれば、パラナエンセの優勝となるが、どうなるか。両チーム共、全国選手権での成績ではリベルタドーレス杯出場(6位以上)は微妙なだけに、同杯で優勝して進出を決めたいところだ。