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日系5団体=新天皇ご即位をブラジルから祝福=「即位礼正殿の儀」同日に=800人の大晩餐会で祝う

5月に行われた「新天皇ご即位・新元号『令和』祝賀晩餐会」の様子

 「日本をルーツとする誇りを伝える」――日系主要5団体は「『即位礼正殿の儀』奉祝晩餐会」(福原カルロス実行委員長)を10月22日(火)午後6時半から、サンパウロ市のクルーベ・シルクロ・ミリタール・デ・サンパウロ(Rua Abílio Soares, 1589 – Ibirapuera)にて開催する。800人の出席を見込んでおり、日系社会最大級の規模で、新天皇ご即位を祝う大晩餐会を開く予定だ。

 ブラジル日本文化福祉協会(石川レナト会長)、サンパウロ日伯援護協会(与儀昭雄会長)、ブラジル日本都道府県人会連合会(山田康夫会長)、ブラジル日本商工会議所(村田俊典会頭)、日伯文化連盟(アリアンサ、吉田エドワルド理事長)の5団体が、日本で同日に執り行われる、新天皇ご即位を国内外に宣明する「即位礼正殿の儀」に合わせて、ブラジルからも祝意を示す。
 当日会場では、日本での「即位礼正殿の儀」の映像を上映。徳仁新天皇陛下が皇太子殿下時代に来伯された際の映像資料も、在聖日本国総領事館提供で上映する。
 祝いの場に花を添えるべく、コロニア歌手の平田ジョエさん構成・演出による、一夜限りの特別なショーも開幕。同氏は初めてショーのプロデュースに挑む。内容について明かされているのは、「皇室に関わりのある演奏家と4人の歌手が出演すること」のみ。
 平田さんにプロデュースを依頼した福原文協副会長は「懐かしい日本の風景が浮かび、日本の良さを再確認できるような素晴らしいものになっている」と自信を見せる。
 日系社会最大級規模の晩餐会だけに、料理にも期待が高まる。献立についても詳細は明かされていないが、「日伯の魅力を存分に引き出したもの」になっているそう。
 皇室に関する行事にちなみ、歴代の受勲者も招待。他にブラジル外務大臣、サンパウロ州知事、サンパウロ市長にも招待状を出している。
 当日会場には日本の47都道府県、ブラジルの連邦直轄区を含む27州の旗が立てられ、他にも日伯にゆかりのある装飾で華々しく会場を飾る。

案内に来社した福原文協副会長、水本文協専任理事

 参加費は250レアル。出席希望者は文協ビル(Rua São Joaquim, 381 – Liberdade)で招待状購入を。遠方在住者は電話またはメールで文協に連絡し、参加費の振込支払いの指示を受ける。問い合わせは文協(電話=11・3208・1755/メール=evento@bunkyo.org.br)まで。
 案内に来社した福原文協副会長、水本セルソ文協専任理事は「3度も来伯し、日系社会に心を寄せていただいている天皇陛下に感謝し、祝福しましょう。そして世界最大の日系社会から、日本をルーツとすることへの誇りを示し、新しい時代を迎えましょう」と出席を呼びかけた。