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《ブラジルサッカー》ブルーノ・ギマリャンエス五輪代表選出=本人は喜ぶも「なぜA代表じゃない?」と怒るファン

ブラジル・サッカー協会(CBF)は20日、10月の親善試合に出場するA代表、五輪代表、10月から11月にかけて開催のU17W杯の代表、合計69人を発表した。代表発表は毎回ドラマを伴うものだが、今回最も注目された選手はブルーノ・ギマリャンエス(アトレチコ・パラナエンセ、22)だ。
 ブルーノは昨年のプロデビュー以来「未来の大型ボランチ」として注目され、今年の夏の移籍市場でも、実現こそしなかったが、イングランドの名門チェルシーが獲得を狙っていた。また、18日には、ブラジル杯でのチームの優勝の立役者になっていた。
 そんなブルーノにとって、20日は「自身初の代表入り」の記念すべき日となった。彼はこの日、父と母、妹と一緒にテレビで五輪代表召集の瞬間を見守り、名前が呼ばれた瞬間、家族は大喜び。彼はツイッターでも喜びを爆発させていた。
 だが、ブラジルのサッカーファンの彼に対する期待はそれ以上のものだった。彼と共に喜ぶファンがいた半面、「ブルーノが五輪代表? そんなバカな。今、一番良いボランチだぞ」「A代表にこそ選ばれるべきだ」という声がツイッター上でたくさんあがったのだ。
 実際に、地元サッカーメディア9月シリーズのときから、「ブルーノのA代表入りは十分あり得る」と報じており、以来、期待が高まっていた。A代表に入らなかったことを惜しむ声の中には、同じポジションで同い年の国内組、マテウス・エンリケ(グレミオ)が召集されたのを見て、「ブルーノがマテウスより評価が下なのは理解できない」というものがあった。

 ただ、今回の五輪代表には、ペドリーニョ(コリンチャンス)、アントニー(サンパウロ)など、国内の人気選手が少なくない上に、サントスからレアル・マドリッドに入団したばかりで注目されている18歳のロドリゴなどもいることから、国内のサッカー・ファンの関心は高くなりそうだ。(20日付グローボエスポルテより)