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池崎商会=ビューティーフェア15周年=南米一の美容見本市に18万人!

乾杯の音頭を取った池崎博文名誉会長

 池崎商会主催の国際美容見本市『第15回ビューティー・フェア』が今月7日から10日までの4日間、サンパウロ市内のエキスポセンターノルテで華やかに開催された。中南米最大の規模を誇る同フェアには、昨年を上回る18万人が来場。今年も約500の展示場が設置され、1万5千以上の化粧・美容品メーカーが出品した。
 「僕は息子にいつも『サンパウロだけでなく、世界を相手にしなさい』と言っている。“誰か”が世界一なんだから、その“誰か”にならなきゃ」――開会式後、展示会場の中を歩きながら同商会の池崎博文名誉会長に15年間を振り返ってもらった際に、成功の秘訣をそう語った。
 グローバル市場を相手に戦った結果、同フェアは世界でも米国に次ぐ2位の規模となったという。4日間で講演やワークショップなども100件以上開催され、商談額は6億8千万レアル余りに上る。
 南米最大の規模を誇る同フェアだけに、開会式には約500人が駆けつけた。挨拶で登壇した池崎名誉会長は「ブラジルの政治・経済状況は共に厳しく、この業界も影響を受けている。だが経営者はこの状況を悲観するのではなく、解決策を見出してほしい」と力強く会場に語りかけた。
 続いて、同フェアのセザール・ツクダ実行委員長は、今年初めて世界的に有名な展示会、コスモプロフ・ワールドワイド・ボローニャと提携したと発表。「私たちはこの分野のトップとして、ブラジルの化粧・美容品を世界市場で確立させ、国の発展に貢献する義務がある」とその目的を語った。
 開会式では、70年続く化粧品メーカー「Alcântara Higiene & Beleza」のオズヴァルド・アルカンタラ氏が表彰され、喜びのビデオメッセージが流された。
 式典には羽藤ジェオルジ市議、野村アウレリオ市議、サンパウロミス・ニッケイ2019に選ばれたビアンカ・モメッソ・マキウチさんなどが出席。式典後の昼食会には、野口泰在聖日本国総領事も駆けつけた。