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マナウス=アマゾナス劇場で記念式典=「日伯両国の絆を更に強める」

マナウス式典の来賓者ら

 アマゾナス州マナウスにおける「アマゾン日本人移住90周年記念式典」(錦戸健祭典実行委員長)は、歴史と優雅さにあふれるアマゾナス劇場で15日午後4時から開催され、485人が来場した。アマゾナス劇場フィルハーモニーによる「上を向いて歩こう」「花は咲く」の演奏で幕を開け、日ポ両語の司会で進行した。
 特別来賓には、アマゾナス州知事代理、山田彰駐ブラジル特命全権大使、関口ひとみ在マナウス日本国総領事、マナウス市長代理のマリア・ダ・コンセイソン・サンパイオ・モウラ連邦下議、日本高等拓殖学校の創立者で「アマゾン開拓の父」である上塚司の孫、上塚芳郎(よしお)さん等が参列。
 錦戸祭典実行委員長は日ポ両語で挨拶を行い、「日本人移住者は、日本とは全く異なった文化事情、厳しい自然環境、風土病に悩まされ、多くの尊い命の代償を払って、なおかつ地域発展に貢献してきた」と軌跡を振り返った。
 さらに「素晴らしい日系社会を築かれた先輩移住者の足跡に敬意を称し、その志を受け継ぎ、日伯両国の絆を更に強める」と強調し、由緒あるアマゾナス劇場で式典が開催されたことに感謝を述べた。
 来賓らの祝辞の後に、各表彰式が行われた。祭典実行委員会より功労者表彰が行われ、代表で寺野義勝さんが受賞した。また、関口総領事よりトニー・メデイロスさん、中島ジェルソンさん、ジョゼ・カミーロ・ラモスさん、横山ヴァンデルレイさん、マナウスカントリークラブ、風河火山へ在外公館長表彰が授与された。
 続いて、マナウス日伯合唱団、サンパウロ女声合唱団が歌を披露。マナウス日本人学校による元気なボイ・ブンバの踊り、風河火山の太鼓演奏で会場は盛り上がりを見せた。
 式典後は、ダイアモンド・コンベンション・センターで夕食会が開かれ、高齢者表彰、各アトラクションの披露が行われた他、アマゾン日本人移住90周年記念の記念動画が流された。